皮目は香ばしく、身はふわっとやわらかく。
うなぎ養殖の一大産地・鹿児島県大崎から、
うなぎの蒲焼をお届けします
大人から子供まで喜ばれる、 鹿児島の鰻を召し上がれ!
特製のタレを何度もつけて仕上げた鹿児島県のうなぎの蒲焼は、大人から子供まで大満足の味わいです。
ガス火と炭火のW火力で、皮目はタレで香ばしく、中はふっくら
特製のタレを4度もつけて焼き上げた皮目は甘辛いタレがふわっと香り、食欲をそそります。一口味わうと身はふわふわ!ほどよくのった脂はしつこくなく、大人から子供まで食べやすいおいしさです。
こちらの「うなぎの蒲焼」を製造・販売しているのは、鹿児島県南部・大隅半島にある大崎町の「おおさき町鰻加工組合」です。大崎町は鹿児島県内でも有数の養殖うなぎの産地として知られています。
蒸し焼きで余分な脂を落とし、身はやわらかく!
同社で製造する蒲焼は、一般的に「関東焼き」と呼ばれる蒸し焼きを採用しています。
まず活きた状態のうなぎを氷でしめて仮死状態にさせ、鮮度を保った状態で冷蔵保存します。
次に、焼き場で炭火と200度近いガス火を使い分けながら、皮目と身に丁寧に火を通す「白焼き」を行います。そのあと蒸しの工程で脂を落としながら、身をやわらかくします。
最後は特製ダレをつけてじっくり焼き上げます。この工程を4回繰り返し、しっかり甘辛い味わいをのせます。皮目にはタレによる焦げ目が付き、より香ばしく。身は蒸しの工程によってふわふわに仕上がります。
完成した蒲焼は急速冷凍し、焼き立てのおいしさを全国へお届けしています。
うなぎ養殖の一大産地・ 鹿児島県大崎で育つ、 養殖うなぎとは
鹿児島県内で特にうなぎの養殖が盛んな地域が、大隈半島の南部に位置する大崎町です。太平洋へとつながる志布志湾に面した、自然豊かな町の養鰻事業に迫ります。
養殖うなぎはシラスウナギ漁から始まる
日本で食されているうなぎの99%は養殖うなぎです。
しかし養殖とは言っても、天然の稚魚を獲り、人の手で大きく育てる方法です。
うなぎの稚魚「シラスウナギ」は、台湾以南から黒潮に乗り日本へやってくるので、太平洋側に面した鹿児島県や宮崎県、高知県、徳島県、愛知県、静岡県などで漁がおこなわれます。
鹿児島県での漁は12月~3月。深夜、極寒の志布志湾の波打ち際に漁師が並び、ヘッドライトの灯りに寄ってくるシラスウナギを手網で獲ります。一度にすくえる量はわずか1、2匹。一晩に100、200と網をふり続けなければならない、根気と体力のいる漁法なのです。
なお、シラスウナギは漁獲量の減少が問題となっており、希少性の高さから別名「白いダイヤ」と言われているほどです。そのため、シラスウナギを獲るには各都道府県知事の認可が必要で、獲る量も厳しく決められています。
養殖うなぎは、食べたいときが食べごろです。
養殖されるうなぎには、約6か月で大きく育て、夏の土用の日用に出荷する「単年養殖」と、1年かけて養殖する「周年養殖」があります。
鹿児島県では「周年養殖」を採用しています。約1年かけて
200~250g程度まで育て、出荷基準を満たしたうなぎだけを随時出荷します。つまり、食べたいときが食べごろというわけです。
シラスウナギをうなぎ(成魚)へと育てるために
先述の漁師がとったシラスウナギは専門の業者に集められ、養殖業者に販売されます。同組合のグループの養殖場ではその年にとれたシラスウナギを買い取り、養殖します。
養殖池でシラスウナギを泳がせ、エサを与えておけば良い、という単純なものではなく、エサやりの時間帯、エサの配合、量、水温・水質管理、各個体の体調管理など苦労は絶えません。特にシラスウナギの最初の餌付けでは、餌付けが成功するか否かでその年の生産量を左右するため気を遣います。
また、毎日エサを与えるだけでは食欲が落ちるため、池の中で水車を回して水流を作り、シラスウナギに適度な運動も促します。加えて、24時間体制でうなぎを見守ることで、丹精込めて健康なうなぎを育てています。
大隈半島の温暖な気候と清浄な水が良質なうなぎを育てる
季節風の影響を受けにくい地形と暖流がもたらす温暖な気候
鹿児島県南部には、東に大隅半島が、西に薩摩半島があります。大隅半島でうなぎの養殖がさかんである理由の一つに、温暖な気候が挙げられます。
日本列島は、冬にシベリア大陸から冷たい季節風(北西の風)が吹いて気温が下がります。しかし、大隅半島は西の薩摩半島によって季節風が阻まれるため、気温低下の影響が少ないとされています。また、大気を暖める暖流・黒潮が大隈半島の南から流れ込む点も、温暖な気候の要因となっています。
大隅半島の年間平均気温は約17~18度です。暖かい地域に生息する鰻を、温暖な環境で養殖することは理にかなっていると言えます。
シラス台地から湧き出る豊富な地下水
大隅半島のほとんどの地域が、火山灰や火砕流の堆積によってできたシラス台地です。半島各地の湧水は、“天然のろ過器”であるシラス台地が、大地にしみ込んだ雨水を長い年月をかけてろ過したもの。
この地では、大量に水を使ううなぎの養殖に湧き水を使用し、清浄な水でうなぎを育てています。大隅半島での養殖は、豊かな地下水のめぐみに支えられているのです。
うなぎの蒲焼の食べ方
手元に届いた商品をおいしく食べる方法をご説明します。
冷蔵庫で自然解凍がおすすめ。湯煎やフライパンで
おおさき町鰻加工組合のうなぎの蒲焼は、真空パックで冷凍しています。解凍するには、冷蔵庫で半日から1日程度自然解凍しましょう。
ほかには、真空パックから取り出した蒲焼を軽く洗い、フライパンで蒸し焼きにしてタレをかけて食べる方法や、お湯にパックごと入れて8~10分ほど温める「湯煎」もおすすめです。
冷凍うなぎは、解凍後2~3日しか日持ちしません。早めに食べきるようにしましょう。
おおさき町鰻加工組合
- 所在地
- 鹿児島県曽於郡大崎町菱田194-1
- 電話
- 099-477-1555
- ショップページ
- https://www.meibutsu-choice.jp/shop/detail/61